概要
開催メッセージ(実行委員会より)
本コンペティションは、全国に存在する歴史的空間を再編しようとする設計作品を対象とします。
「学生のまち金沢」、「歴史都市・金沢」に全国の学生が集い、競い合い、学び合うことにより、歴史的空間のストックを見つめ直し、新しい価値を生み出すことを期待しています。
開催理念
金沢市は学術文化都市として発展してきました。学生がまちなかに集い、市民と交流する姿は、「学生のまち・金沢」のにぎわいと活力の象徴となっています。学都金沢としての伝統と誇りを継承発展させるために、平成22年に全国に先駆けて、「金沢市における学生のまちの推進に関する条例」を制定し、「学生のまち・金沢」を全国に発信しています。
金沢のまちは、時代の重層した歴史的空間をその都市構造とともによく残しています。その個性的な空間を舞台に、固有の文化・芸術が育まれてきました。歴史的なまちなみと人々の暮らしや文化が積極的にまちづくりに生かされています。
本コンペティションは、「学生のまち・金沢」「歴史都市・金沢」に全国の学生が集い、歴史的な空間との対話を通して、学び合い競い合うことで、新しい価値が生まれる学びの場をつくろうとするものです。
テーマ
テーマは、歴史的空間の再編です。(金沢だけに留まらず全国を対象とします。)
キーワード
再編のキーワードとして、下記を参考にしてください。
「歴史文化遺産(建築、まちなみ、景観)」、「無形文化遺産(祭り、芸能、人)」、「近代産業遺産」、「農業遺産(里山、里海)」、「ものづくり」、「民芸・工芸」、「エコロジー」、「サスティナビリティー」、「リージョナリズム」、「リノベーション」、「コンバージョン」、「ノスタルジー」、「系譜学」など
表彰について
1位〔グランプリ〕:30万円
準グランプリ : 15万円
3位 : 5万円
その他
応募にかかる費用
参加料は不要ですが、作品の梱包費用、搬送費用は各自でご負担ください。
また、ファイナルプレゼンテーション終了後、
審査員の方々との交流会を実施します(任意参加、参加費:1,000円)
日程
記念講演会・前夜祭 11月23日(日) 特設ページはこちら
現在、企画準備中です!!
公開審査 11月24日(月・祝)
①1次審査 10:00~12:00(予定)
会場:金沢学生のまち市民交流館
応募された作品1つ1つを審査員が巡回しポイントを与える公開審査を行います。
午後からのファイナルプレゼンに進出する10作品が決まります。審査結果は12:30まで(予定)に発表するほか、応募者の携帯電話に13:00までに直接連絡します。
②ファイナルプレゼン 13:30~18:00(予定)
会場:金沢学生のまち市民交流館 交流ホール
ファイナル進出者によるプレゼンテーションを行い、最終審査を行います。
プレゼンテーション時にはパワーポイント(windowsのみ対応, ppt形式)の使用をお願いいたします。詳しくはQ&Aをご覧ください。
(※データをUSBなどに入れて、当日ご持参下さい。)
その後会場で審査結果を発表し、表彰式を行います。
③交流会 19:00~21:00(予定)
会場:金沢学生のまち市民交流館 交流ホール
学生と審査員との交流会です。(参加は任意)参加費1,000円
※会場となる「金沢学生のまち市民交流館」は誰でも自由に見学することができます。 |
審査員
坂本 一成(さかもと かずなり) 東京工業大学名誉教授
略歴
1943年 | 東京都生まれ |
1966年 | 東京工業大学建築学科卒業 |
1971年 | 東京工業大学大学院博士課程を経て,武蔵野美術大学専任講師 |
1977年 | 同大学助教授 |
1983年 | 東京工業大学助教授 |
1991年 | 同大学教授 |
2009年 | 東京工業大学名誉教授 |
現在、アトリエ・アンド・アイ 坂本一成研究室 主宰
主な建築作品
・水無瀬の町家
・代田の町家
・南湖の家
・House F
・コモンシティ星田
・House SA
・Egota House A B
・東京工業大学蔵前会館
・宇土市立網津小学校
中谷 礼仁(なかたに のりひと)早稲田大学教授
略歴
1965年 | 東京生まれ |
1987年 | 早稲田大学理工学部建築学科卒業 |
1989年 | 同大学院修士課程修了 |
1989〜92年 | 清水建設株式会社設計本部 |
1994〜97年 | 早稲田大学理工学部助手 |
1996〜99年 | 早稲田大学理工学総合研究センター客員講師 |
1999年 | 大阪市立大学工学部建築学科建築デザイン 専任講師(建築史担当) |
2005年 | 同助教授 |
2007年 | 早稲田大学理工学術院 創造理工学部 建築学科 准教授 |
2012年 | 同大学教授 |
受賞歴など
2000年度 | 建築学会奨励賞(論文) |
2010〜11年 | 日本建築学会発行『建築雑誌』編集委員会委員長 |
2013年度 | 日本生活学会今和次郎賞(瀝青会名義) |
日本建築学会第一回著作賞(同上) |
特異な活動で知られる建築史家。近世大工書研究から始まり、土地形質の継続性と現在への影響の研究(先行形態論)、今和次郎が訪れた民家を再訪し、その変容を記録する活動の主宰をへて、最近では千年続いた村研究−千年村研究−等を行っている。また編集出版組織体アセテートを作り、レアで普遍的な他人の著作を刊行。
主な著書
『今和次郎「日本の民家」再訪』瀝青会名義(平凡社、2012年)
『新訂 日本建築辞彙」太田博太郎、稲垣栄三編(共著、中央公論美術出版、2011年)
『セヴェラルネス+ 事物連鎖と都市・建築・人間』(鹿島出版会、2011年)
『近世建築論集』(アセテート、2004年)
『国学・明治・建築家』(蘭亭社、1993年)
『日本建築様式史』(共著、美術出版社、1999年) ...など他多数
主な設計作品
『63』(大阪・福島区,住宅特集2001年6月,住宅建築2001年11月,設計資料集成住宅編に掲載)
『甲羅ホテル』設計(岡崎乾二郎構想,LLP吉川の鯰施工,横浜 BankART1929,3F内 限定展示)
...など
その他、ワークショップ、フィールドワークも多数実施
塚本 由晴(つかもと よしはる)東京工業大学大学院准教授、アトリエ・ワン
略歴
1965年 | 神奈川県生まれ。建築家。 |
1987年 | 東京工業大学工学部建築学科卒業。 |
1987〜88年 | パリ建築大学ベルビル校(U.P.8)。 |
1992年 | 貝島桃代とアトリエ・ワン設立。 |
1994年 | 東京工業大学大学院博士課程修了。 Harvard GSD客員教員、UCLA客員准教授、RoyalDanhshu Academy of Arts客員教授、Barcelona Institute of Architecture客員教授、Cornell University Visiting Criticを歴任。 |
主な建築作品
ハウス&アトリエ・ワン(2006)
みやしたこうえん(2011)
BMW Guggenheim Lab(2011)
Rue Ribiere(2012)
主な展覧会
いきいきとした空間の実践(ギャラリー間2007)
Tokyo Metabolizing(ベニスビエンナーレ日本館2010)
主な著書
ペット・アーキテクチャー・ガイドブック(ワールド・フォト・プレス2001)
メイド・イン・トーキョー(鹿島出版会 2001)
アトリエ・ワン・フロム・ポスト・バブル・シティ(INAX出版2006)
図解アトリエ・ワン(TOTO出版 2007)
空間の響き/響きの空間(INAX出版 2009)
Behaviorology (Rizzoli 2010),
Windowscape 窓のふるまい学(フィルムア−ト社,2011)
京都土壁案内(森田一弥と共著、学芸出版)
House Genealogy Atelier Bow-Wow :All42 Houses (JA85,新建築社2012)
建築と言葉—日常を設計するまなざしー(小池昌代と共著、河出書房新社、2012)
宮下 智裕(みやした ともひろ)金沢工業大学准教授
略歴
1968年 | 静岡県生まれ。 |
1991年 | 芝浦工業大学建築学科卒業。 |
1993年 | 芝浦工業大学大学院工学研究科修士課程(建設工学専攻)修了 |
1997年 | 南カリフォルニア建築大学(SCI-Arc)大学院修士課程修了 |
1999年 | 芝浦工業大学大学院博士課程工学研究科修了 |
2002年 | 金沢工業大学環境・建築学部建築学科講師 |
2007年 | 金沢工業大学環境・建築学部建築学科准教授 現職 |
受賞歴
2009年 | 金沢市都市美文化賞 アルミハウスプロジェクト |
Low Carbon Life‐design Award 2009 「環境大臣賞」 ATATA=KAYA | |
北米照明学会 IES ILLUMINATION AWARD 2010 | |
2010年 | (社)アルミニウム協会賞「開発賞」アルミハウスプロジェクト |
2011年 | 日本建築家協会環境建築賞 [A-ring] |
第11回JIA環境建築賞 入賞 [A-ring] | |
第4回サスティナブル住宅賞 優秀賞 [A-ring] 他 |
柳澤 田実(やなぎさわ たみ)関西学院大学准教授/哲学者
略歴
1973年 | ニューヨーク市生まれ |
1996年 | 慶應義塾大学文学部哲学科卒業 |
2004年 | 東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学 |
2006年 | 東京大学大学院総合文化研究科より博士(学術)取得 南山大学人文学部専任講師 |
2009年 | 南山大学人文学部准教授 |
2013年 | 関西学院大学神学部准教授 現在に至る |
編著
『ディスポジション:配置としての世界』(現代企画室、2006年)
主な論文
「ノンコミュニケーション:生の流れを妨げない思考のために」(『現代思想』青土社、2011年)
「ティム・インゴルド:『生きていること』から始める」(『3・11後の思想家25』、2012年)
「可能性を尽くす楽しみ、可能性が広がる喜び:倫理としての生態心理学」
(『倫理:人類のアフォーダンス』東京大学出版会、2013年)
松田 達(まつだ たつ)東京大学助教/松田達建築設計事務所
略歴
1975年 | 石川県生まれ。建築家。 松田達建築設計事務所主宰。 |
1997年 | 東京大学都市工学科卒業 |
1999年 | 同大学大学院工学系研究科建築学専攻修了 |
隈研吾建築都市設計事務所を経て、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリにて研修後、パリ第12大学パリ都市計画研究所にてDEA取得。 現在、東京大学先端科学技術研究センター助教。宮城大学非常勤講師。建築系ラジオ共同主宰。
作品
《リスボン建築トリエンナーレ日本帰国展会場構成》
《フラックスタウン熱海》(今村創平、大西正紀、田中元子と協働)
《JAISTギャラリー》(林野紀子との共同設計)ほか。
共著書
『建築・都市ブックガイド21世紀』
『Hyper den-City: Tokyo Metabolism 2』
『記号の海に浮かぶ<しま>(磯崎新建築論集2)』ほか。
受賞歴
第16回木材活用コンクール・木質デザイン特別賞」(JAISTギャラリー)
第42回いしかわインテリアデザイン賞2013・石川県知事賞(JAISTギャラリー)
日本商環境デザイン協会 JCDデザインアワード2013 BEST100入選
日本空間デザイン協会 DSA Design Award 2013 空間デザイン賞受賞 ほか
公開審査(ファイナルプレゼンテーション)司会
林野 紀子(りんの のりこ)りんの設計一級建築士事務所
略歴
1997年 | 東京大学文学部(美術史学科)卒業 |
2000年 | 東京大学工学部(建築学科)卒業 |
200〜03年 | 阿部仁史アトリエ勤務 |
2005年 | 東京大学大学院修士課程修了 林野紀子建築設計事務所設立(金沢市・甲府市) |
2009年 | ベルギーゲント市滞在のため事務所休止 ※Gent univ.及びA+の協力を得てフランドル地方の現代建築調査を行う |
2012年 | 事務所名変更(りんの設計一級建築士事務所) |
近作
JAISTギャラリー(2012/松田達建築設計事務所との共同設計)
哲学者の家 (2012)
受賞歴
第16回木材活用コンクール・木質デザイン特別賞」(JAISTギャラリー)
第42回いしかわインテリアデザイン賞2013・石川県知事賞(JAISTギャラリー)ほか
予備審査の審査員(予定)
熊澤 栄二 (くまざわ えいじ) 石川工業高等専門学校准教授小津 誠一 (こづ せいいち) E.N.N.代表
戸田 穣 (とだ じょう) 金沢工業大学講師
吉村 寿博 (よしむら としひろ) 吉村寿博建築設計事務所代表
林野 紀子 (りんの のりこ) りんの設計一級建築事務所 【50音順】
※モデレーター
宮下 智裕(みやした ともひろ) 金沢工業大学准教授
会場
第1会場
金沢学生のまち市民交流館
〒920-0981 金沢市片町2丁目5-17
金沢町家を改修して2012年9月29日に開館した学生や市民活動の拠点です。 金沢21世紀美術館との両施設ともまちなかにあり、徒歩10分程度で行き来することができます。
第2会場
会場までの交通手段(JR金沢駅から)
JR金沢駅東口からバスを利用してください。【まちバス】土日限定運行100円
JR金沢駅東口バスターミナル5番乗り場から約15分「片町・タテマチ」にて下車【兼六園シャトルバス】土日100円、平日200円
JR金沢駅東口バスターミナル6番乗り場から約15分「香林坊」にて下車その他にも、「香林坊」を経由する路線バス(運賃200円)が多数走っています。
※アクセスの詳細はこちら(pdfファイル)
地図
より大きな地図で 歴史的空間再編コンペ を表示